2016年4月20日水曜日

オリンピック選考会 ラスト

http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/65096

第3回あこうOWSのエントリーは5月1日からです。

今年も宜しく御願いします!!

今回でこのシリーズはラストになります。

日本競泳界の衝撃を与えた、平泳ぎです。

100mでは、男子が派遣選手無し

女子100mは、渡部選手、鈴木選手

男子200mでは小関選手、女子では渡部選手、金藤選手となりました。

この種目は日本がメダルを取る可能性が非常に高い種目。

男子の100m平泳ぎでの派遣選手無しは非常に残念でした。

日本競泳界を長らく引っ張って来た北島選手の引退は残念ですが

世界は57秒台に突入。

その中で、59秒台ではメダルの可能性は非常に薄く

国民の税金を使って、強化、派遣される日本競泳のオリンピック選手は

メダルの可能性があるもの、最低でも決勝に残れる可能性のあるタイムを出せる選手

が、派遣選手です。

他の競技はわかりませんが、厳しい基準なのに間違いはありません。

まして、1発勝負。

準決勝で北島選手が派遣記録を破ったのにも関わらず

派遣しないという水泳連盟の判断の厳しさは僕はどうかと思いますが

明確で、一切の不透明さもありません。

話がそれましたが、

世界の平泳ぎ。

そのトップを走っているのは(泳いでいる??)

アダム・ピーティー。


ピッチの速い泳法で人類初の57秒台に突入。

ピッチが速くストローク回数が多い。

平泳ぎは、キックの引きつけ時の減速をいかに減らすのか??という命題がありますが

ピーティーは、膝をあまり引きつけないという方法で解決。

これでは、キックの推進力が・・・・。

と、考えてしまいますが、それをプルの推進力で引っ張っていきます。

ここにも、身体が起き上がった時の抵抗がと思われますが、

動画のように、プル後の身体の浮き上がりから、後方にスライドさせる動作が

非常に速く、スムーズに見えます。

この動作と、引きつけのキックの浅さが速く泳ぐ秘密なんだろうと推測します。

真似るのは、難しいことではないと思いますが、

本当に速くなるのかは別なような気がします。

200mでは、ドイツのコッホがいます。

世界選手権でも2分7秒台でした。

ハンガリーのギュンター、南アフリカのキャメロン・ファンデルバなども

7秒台の記録を持っています。

ピーティーを含め、この種目は世界記録でのメダル争いが期待されますね。

小関選手にも十分可能性があり、僕は金メダルをとってくれると思います。

女子の平泳ぎは、100mではリトアニアのメルティエ

ただ1人4秒台の世界記録保持者。

100mでのメダル争いは、この人を中心にエフィモア、ハーディーなどが

5秒台の前半での戦いになるでしょう。

ここに、渡部、鈴木が絡んでいけるのか??

2人とも大幅なベスト更新をしないと、メダルは厳しい。

200mも、デンマークのリッケ、エフィモアなどが19秒台。

日本記録が2分19秒台なので、金藤選手に金メダルの期待がかかります。

渡部選手も、カザンの頃の調子に戻ればメダル争いをしてくるはず。

日本のお家芸、平泳ぎでのメダルを期待しています。


最後になりましたが、リオでの日本のメダルは

萩野の200m個人メドレー、400m個人メドレー

瀬戸の200mバタフライ、400m個人メドレー

入江の200m背泳ぎ

星の200mバタフライ

小関の200m平泳ぎ

渡部の200m平泳ぎ

金藤の200m平泳ぎ

男子の800mのフリーリレー

が、銅メダル以上となると予想します。

女子の400mメドレーで酒井選手がリオまでに伸びてくればメダル。


渡部、鈴木選手の100m平泳ぎ

入江選手の100背泳ぎも可能性ありかと思います。

個人的には、池江選手のバタフライがどこまでやれるのかも注目です。

リオオリンピックの競泳陣の活躍を期待しましょう!!















2016年4月17日日曜日

オリンピック選考会 その4

http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/65096

第3回あこうOWSのエントリーは5月1日より!!

今回は自由形、クロール!!

日本がが一番弱い種目である自由形。

個人で自由形の代表権を得た萩野選手は決勝に残る可能性がありますが

この自由形、日本は非常に苦戦しています。

http://www.swim.or.jp/upfiles/1441180875-ranking2012-15_0901.pdf

最近の世界ランキングでは、萩野の200mと

1500mでは、決勝に残っていた山本選手の名前もあります。

この1500mの代表を決める種目で有力選手が棄権したのは

非常に残念でしたが、いろいろな理由があるんでしょうね・・・・。

世界での短距離種目は、男子はフランスのマナドゥ、マケボイ、アドリアン

女子では,キャンベル兄弟

中長距離では、レデッキー、ソンヨウ、ガイなど

僕の浅い知識だけでもたくさんの選手が思い浮かびます。

やはり花形の自由形。

競泳ニッポン!!となるにはこの種目の日本人選手の活躍が待たれます。

僕が指導する選手達のも話すのですが

レデッキーのキック!!


よくスクールなどでは、キックは水の中で打ちなさい!!

と指導されますが、レデッキーはどうなっていますか??


日本新記録を出した時の塩浦選手は??

どの種目も前傾の姿勢(グライド姿勢)をとれとか

フラットの姿勢にとか・・・。

でも、キックを水の中で打つと後傾の姿勢になりやすくはないでしょうか??

これは、キックだけの推進力を考えるとアップキック、ダウンキックを

水の中で打つというのが推進力を得られるという事になるとは思いますが、

抵抗を考えれば、水の上を叩くように蹴る方が

抵抗の少ない姿勢でキックが打てるように思います。

キックの推進力が失われたとしても

平泳ぎ以外はプルでの推進力の方が高いはずなので

プルの推進力を失わないためにも、前傾の姿勢を保つため

足首くらいまでは水面に足を出す方が、抵抗無く泳げるのではないでしょうか??


僕の場合は、ビート板のキック練習では、なるべく足首くらいまでは

水面に出すように教えています。

試合に想定した姿勢、スピードの中で、泳法を覚えないと

試合では使えません。

このあたりの指導を、小学生の低学年のうちにできていれば

もっと凄い選手が出てきそうな気がします。

僕の個人的な意見ではありますが・・・。

また、泳ぎの個性ですね。

いろんな泳ぎ方があってもいいと思うんですよ。

スピード競技ですから。

速ければ問題は無い。

なんて、いうと怒られそうですが

塩浦選手、中村選手、内田選手と短距離の自由形に特化した選手は

泳ぎに特徴があります。

3人ともキャッチが速い!!


中村、塩浦の両選手。

このピッチで練習出来ますか??

日本全体として、ピッチの速いストロークはスクールなどでは教えてくれません。

でも、大会ではこのピッチで泳げないと勝てないでしょう。

小学生のうちから、スプリンターの養成を行っていかないといけないのかもしれません。

僕は、塩浦、中村、内田の3選手がリオで自由形短距離界の歴史を変えてくれると

信じています。

この3選手はリレーのみの出場になりますが

注目してリオ五輪の競泳を楽しんでください。









2016年4月15日金曜日

オリンピック選考会 その3

あこうOWSエントリーは5月1日から

http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/65096



今回は個人メドレー

男子はメダル候補の萩野、瀬戸に加えて藤森選手が代表入り。

僕がボランティアで水泳を教え始めた時によく見た

2軸クロールを出版された日本体育大学の藤森コーチの息子さんですね。

藤森兄弟、小関選手、清水選手などを指導される藤森コーチ。

日本トップの指導力と、スイマガでもドリルのコーナーでたくさん指導法を

紹介してくださっています。

2軸クロールの書籍はもう10年前くらいのものですが

1軸クロールが主であった僕らの世代には衝撃的な内容でした。

話がそれましたが、萩野、瀬戸が金メダルをとれるのか??

という、非常にレベルの高いこの種目。

世界では,ロクテ、復帰したフェルプスなど強豪はいますが

バタフライの泳力がかなり上がって来た萩野は金メダルをとれると思っています。

今回の選考会でみられた、クロールでのスタミナ切れを起こさない限りは。

瀬戸も400mでメダルの可能性が高く

持ち前の勝負強さを発揮して、萩野とメダル争いとはいわず

金メダル争いを期待しています。

一方、混沌として来た女子のメドレー陣。

400mの清水選手、高橋選手。

渡部選手が有力候補だった200mでは、寺村選手、高校生の今井選手が代表入り

渡部選手をはじめ選考会での世界選手権金メダリストたちの不調は気になりますが

心にも、身体にも負担がかなりあったであろう渡部、瀬戸、星の3選手は

長く、難しかった時期を乗り越え

この選考会が終わりようやく気持ちをリオにもっていけそうに思います。

もともと、世界で結果を出した3人ですから、本番は見違えるほど

良い泳ぎをみせてくると思います。

世界の女子では、鉄の女こと、カティアン・ホズー、19歳オコナーなど

世界選手権のメダリスト達が高いレベルにいます。

ホズーの200mは世界記録を出したばかりですし

この種目の女子選手は決勝にいければまずまずの成果ではないかと思います。

選考会で調子がでませんでしたが、清水選手が日本記録以上の成績をだせれば

メダルの可能性もあるのではないかと思います。


さて、個人メドレーでは流行のバケットターン





日本の選手もよく行っていますね。

僕の選手時代にはなかったので、勉強中です。

背泳ぎから、ブレへのタッチで

身体が完全に水没してはならないという規約(不確か)があったと思いますが

世界のトップ選手はいろんな場面でタイムを削る事を考えています。

レースでは、スタート、浮き上がり、スイム、ゴールタッチと

泳いでいる場面だけでなくて

タッチをあわす技術

ターン動作

浮き上がりのスピードなどで勝敗が決まる事もありますので

そこに注目するのもリオの楽しみ方の一つかな??

と思います。












2016年4月14日木曜日

オリンピック選考会 その2

http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/65096

第3回あこうOWSのエントリーは5月1日から!!

みなさんこんにちは。

今回はリオ選考会での背泳ぎ!!についてです。

僕は、この背泳ぎは一番苦手で溺れそうになります。


日本競泳の男子では入江選手がトップに立ち

女子では引退した寺川さんの後を継ぐ選手が育っていなかったですが

中学生の酒井選手が1分0秒台と驚きの結果がでました。

この結果、女子400mメドレーリレーのリオ派遣が決まりましたね。

リオ派遣標準が、58秒台だったため厳しいものでしたが

バタフライの池江、フリーの内田の日本記録もあり

嬉しい五輪代表入りでした。

この背泳ぎに関しては、男女ともいつの時代も好成績を狙える種目のイメージ

がありましたが、女子に関しては厳しい結果でした。

ただ、酒井選手を筆頭に東京五輪では多くの選手が派遣をきってくれるでしょう。

この種目、男子では入江選手がメダル候補ですね。

ただ、世界のレベルも上がり、豪州のラーキンがカザンを100m、200mとも

制しました。


(4コースのラーキンと、6コースの入江に注目)

入江選手とは、対極のハイピッチ泳法のラーキン。

平泳ぎの世界記録保持者のピーティーもハイピッチ泳法

世界の100mはハイピッチ時代の突入か??なんて思ったりしています。

入江選手と共にリオ行きを決めるのは、アメリカで練習している古賀選手

かと、思っていましたが僅差で金子選手がリオ行きを決めました。

年齢的にも最後の五輪かと思っていた古賀選手は残念な結果でしたが

400mフリーリレーで代表権をとりましたね。

よく、クロールが裏返ったのが背泳ぎと言いますが

背泳ぎの選手は、やはりクロールも速いのでしょうか??

入江選手の100Frも見てみたい気がします・・・・。


背泳ぎはの技術指導では、よく手が入水する際に

小指から入水??、いや、親指だよ!!

違う、手のひらを入れるんだよ!!

なんて、女子背泳ぎのトップ選手のメリッサ・フランクリンは指先から入水!!

なんて、混乱する方も多いでしょうが,

個人的な意見としては、やりやすい入水方法でいいのではないかと思います。

リカバリー時にヒジ先が力まないようにする

入水時の水しぶきによる抵抗をどうするか??

入水から、キャッチのつなぎ、また、キャッチ時の指先の向き

などなど、気をつけない尾いけない箇所はあると思いますが

一動作にとらわれず

1ストロークのなかで、泳ぎやすい、スピードが出やすい方法を

自分なりに探してみてもいいのではないでしょうか??

何事にも固執せず

何事にもチャレンジ!!

水泳を楽しむ秘訣ですね。

リオでの背泳ぎ100mは、もしかするとハイピッチ泳法になるのかもしれませんが

これも、また楽しみにしましょう!!





2016年4月13日水曜日

オリンピック選考会


http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/65096

第3回あこうOWSのエントリーは5月1日より!!



先週は日本選手権でしたね。

池江さんら、若い世代の活躍

世界選手権で金メダルをとった選手の不調

北島選手の引退

リレー種目の派遣決定など

水泳をあまり知らない方々でも心が揺さぶられるような

ドラマがたくさんありました。

選考会の派遣記録は厳しいとは思いますが

たくさんの選手が派遣標準記録を境に

歓喜もあり、またその逆もありと。

バタフライでは、メジャーな選手ではないですが、

カザン世界選手権で代表入りしたバタフライの河本選手に期待していました。

前半のスピードとm後半の落差をどれほど鍛えてきたかを見ていましたが

100mでは藤井選手に次ぐ2位で派遣標準には届かず

厳しい結果。

前半のスピードと、水中ドルフィンの速さは素晴らしいので

まだ続くであろう選手生活でももう一花咲かせて頂きたいですね。

このバタフライの種目は、200mならまだ世界に対抗できるのですが

100mではというと、藤井選手以来は世界のレベルとまでいかなくなっています。

いつの日か,フェルプスやシェー、チャド・ロクロなどの世界の強豪と渡り合える

日本人が出て来てくれればと思います。

200mでは、世界選手権のトップが53秒台(シェー)だったと思うので、

メダルの可能性もある、瀬戸選手、坂井選手に期待です。

池江選手の100mバタフライの標準記録の突破には驚かされました。

今まで、星選手頼みではあったのですが、星選手は200mの選手。

世界記録をもつシェーストリームが55秒台なのでメダルは厳しいかもしれませんが

勢いのある池江選手ら世代は、この数ヶ月でタイムが伸びそうで楽しみですね。

女子200mバタフライは、世界選手権金メダリストの星選手と

高校生ながら代表権を掴んだ長谷川選手。

長谷川選手が後半粘り強く、星選手のついていきました

金メダルとはいかなくとも、5秒台で泳げれば星選手のメダルは十分狙えそうです。

今回の選考会でのバタフライ。

水中映像なども映し出され、非常に勉強になりましたね。

胸を水中に沈めるグライドの姿勢は、個人メドレーの選手も含め

最早、数年前より当然のように使われています。




この時、バタフライでは第1、第2キックの使い方が重要になると思うのですが、

選考会で後半強い選手や、個人メドレーの選手は第2キックを軽く

第1キックを強く打っているように見えました。

50mなど短距離では、第2キックを強く打つべきだとは思いますが

100mでは、後半の失速に繋がりかねません。

第2キックを強く打ちプルのフィニッシュとで強い推進力を生み

第1キックのグライド姿勢をつくるのか??

第2キックをあわせ、第1キックを強く蹴りグライド姿勢で推進力を生むのか??

答えはでませんが100mに関しては第2キックは強く蹴るほうが良い気がします。




 







リオでは世界、日本のバタフライはどうなるでしょうか??

楽しみですね!!




2016年4月12日火曜日

第3回あこうOWSにつききまして。

https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/65096
第3回あこうOWSのエントリーページが公開されました。

今回は3種目。

500m、1km、3kmとなっています。

また、500mにキッズの部門を設け(エントリー料が半額!!)小学生のうちかOWSになれていただければと思っています。

過去大会に参加された方は、ご存知かと思いますが、スタート地点のまえに島があるのですが、その島の沖側(南)は急に潮流が速くなっているため危険度が高くなります。
OWSの大会に安全というのはありませんが、昨年の4kmより距離を少なくした理由としては、安全性をすこしでも高めようという試みです。

また、1周も1kmとなりますので、3kmご参加の方は3周となっています。

レースの面白み自体は低いかもしれませんが、安全性を高めていきたいと思います。

今年度も宜しくお願いします。