2015年12月16日水曜日

膝が落ちるキック

皆さん、こんにちは。

前回に引き続き競泳Blogです。

指導している中で、感じる事を書いていきますね。

速い選手と、遅い選手の違いについて

前回は、キャッチについて書きました。

キャッチと、入水後の間の時間でしっかりと脇を開く事により

水面近いところ伸ばした手を維持する事が出来る事。

ローリングが入り、体重移動が容易に行えるという事を書きました。

その予備動作が出来れば、キャッチは簡単に出来るのではないかと思います。

これは、僕の生徒で実際に試行錯誤して感じた事なので

他の方に当てはまるかどうかはわかりません。

ただ、やってみたら、速く、楽に泳げんじゃないかな??と、思っています。




遅い子が出来ていない3つの要因

1、身体の軸がぶれる
2、キャッチができない
3、キックのとき膝が落ちる

のうち、今回は3のキックの時に膝が落ちるという事を書いていきます。

僕的には、3つの中でこれが一番難しい事だと感じています。

出来る子は、出来るし、出来ない子は、非常に苦労します。

水泳におけるキックの推進力は、プルの推進力と比べ劣りますよね。

ただ、フラットな姿勢作り、前傾の姿勢を保つには

膝の位置が身体より大きく下がってしまえば、重心が後方に下がります。

肺の位置、へその位置、膝の位置を結ぶ3点が真っ直ぐに水平に保てれば

フラットになります。

これは、1の身体の軸がぶれるという所でも書いていきますが

僕が考える水泳の姿勢の基本です。

キックには、アップキック、ダウンキックがあり、推進力が最大の部分は

ダウンキックの膝下が伸びる瞬間だといわれています。

理論的には、アップキックで膝を曲げず水面近くまで真っ直ぐと足をあげ

ダウンキックの蹴りおろす際に、太ももから打ち込む事により

時間差で膝下を残す。

その後、身体の肺,へそ、を結ぶ3点から大きくしたに外れないようにし

最後に、しっかりと足を伸ばします。

細かい事をかけば、足首や、太ももの使い方などありますが・・・。

この説明で、理論的にわかっても、体現できる人は少ないと思います。

プルの動きと比べ、自分がどういうキックかということを確認する事は難しく

感覚で行う動作になりやすいキックの技術は伝える事が非常に難しい。

ただ、この感覚を覚えればキックは改善できるかもしれません。。

僕が、生徒に教えていく中でいろいろと試した結果、


多く改善が見られた2つのドリルを紹介します。




まずは、膝を固定し、膝に意識を持っていき細かく動かすといイメージです。

膝が下がるという事は、膝に力が入っていないという事で、

太ももからキックをしなさいという指導

膝を曲げにように、足を真っ直ぐにという指導では

膝下が水圧に負け、十分な推進力がありません。

正しくは、膝を固定(軽く力を入れ)細かく上下に動かそうという指導で

改善出来た選手もいます。

膝の力加減、幅,、振り幅は個人差がでると思いますが、

進んでいるという感覚が一番大切です。

この感覚と、腰、上半身が、ぶれなければ

良いキックが打てているのでは無いかと思います。




僕の場合は、これで、キックが改善できない生徒は

アップキックに問題があると考えられるので

背泳ぎのキックをさせます。

膝が落ちる生徒の場合の多くは、背泳ぎのキックで膝が水面にでやすい傾向にあります。

背泳ぎのキックの練習なら、自分の膝を見る事も可能です。

膝を固定するというのは変わりありませんが

これにプラスで、足の指先で水を押さえるというイメージを持たせれば

膝が大きく曲がらず、真っ直ぐにアップキック(背泳ぎの場合ダウンキック)が

打てるようになります。

これを50mで、最初の25で、背泳ぎのキックの水の感覚を感じ

同じイメージで、クロールのキックをすることで改善がみられました。

これは、膝の固定に加え、足先で水を捉えるという意識をもたせやすいドリルです。



この2つのドリルで全ての選手に効果があるかと言えば

そうではないですが、今のところのの2つのドリルを続けています。


先ほども書いたように、キックは天性の感覚があると思いますが、

身体をフラットに保つ意識を持たせ

その中でキックをうつという感覚は最低限イメージさせるというのが

推進力あるキックに繋がるのではないかと思います。





この記事は、僕が指導していく中で感じた事を書いています。

様々のご意見があると思いますが、自己責任で参考程度にやってみてください。








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